3月9日
おとといは「FUNKバンド、MOUNTAIN MOCHA KILIMANJAROとの対バンが3/25にあるのだぜ!」ということを伝えるべくSHIBUYA-FMのラジオ番組に生出演したのだが、聞けばこのラジオ放送、インターネットラジオってやつで全世界的に聴けたのだという。あいやー。考えた人、偉いネ。
がしかし、それが聴かれなければ“全世界”の威力もインターネットラジオの存在価値も無いものと同じであり、たとえ「地球の裏側でもこの放送を聴く事が出来る状況になってんですよ!」といえどもその放送を誰かが聴こうとしなければそれは聴かれることがなく、そのままどこか遠くにあると伝えられる電波の墓に行くのであろうからして、つまり俺は何が言いたいのかというとこの放送を聴いてくれた君、観覧しながら聴いてくれた君に感謝したいのだった。どうもありがとう。
うーむ。で。FUNKといえば。
最近読んだ本の中にFUNKが世の中に広まったきっかけというのが載っていて、それによると「SLY&THE FAMILY STONEが1969年のウッドストックに出演し『STAND』という曲を演奏した時、その後半30秒間がそれまでの音楽にない新しいビートだと話題になってFUNKが世界に一気に広まった」なんつーことらしい。後にFUNKとして認められ残っていった音楽はきっとそれ以前に既に産まれていたとは思うのだけど、この『STAND!』という曲を聴くと、
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後半2:15過ぎくらいのビートの変わりっぷりはFUNKが世の中に広まる最初の瞬間として申し分ない興奮がある。直線が急に、しかし無理なくクニャリと曲線になるようなイメージ。“ナシ”が“アリ”になる瞬間。そういえばうちの兄貴もこの曲のビートが変わる部分を俺に聴かせ「こっからがFUNKだから」と教えてくれたことがあったっけ。後、この曲を高校野球の応援をするブラスバンド部が演奏したらスゲェカッコEなぁと去年の夏ぐらいに思ったね、俺。スタンドで『STAND!』。イカす。
このような“いきなりFUNKビート”の素敵な高揚感を感じさせてくれる曲として、クレイジーケンバンドの
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『発光!深夜族』も素晴らしい。頭から聴いてって3:36あたりからクルこの感じ。分かってても毎度クカーッとなって踊るしかねぇ!となるのであるからして。痺れるなぁもう。
更に。純度の高いFUNKといえば、James Brownはもちろんのこと、今度対バンするMOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO、かつて『ROOT&UNITED』で対バンしたOSAKA MONAURAIL、4月に対バンも決まっている在日ファンクやレキシも最高であるのだが、例えばこういった曲にも
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みっちりとFUNKを感じてしまってどーにも逃れられないのだよなぁと思い新たにしているところにこんな映像を発見。
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こりゃ楽しそう!
うむうむうむうむ。明日は下北沢でライヴじゃないか。興奮してきた所にライヴがあって良かったぜ。
明日もひとつ一番新しい興奮、ロックンロールをやり合おう。
Funk-a-lismo!
コヤマシュウ