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PROFILE



95年結成。スウィートでソウルフルでファンキーなバンド、スクービードゥー。彼らの音楽構造と力、そして極端にフロアを焚きつける圧倒的なライブパフォーマンスはオーディエンスを魅了してやまない。

RELEASE

『かんぺきな未完成品』
CHAMP RECORDS
(HICC-3608)
2013年5月15日リリース!

『Bootlegtic-Girl 4』
CHAMP RECORDS
(CMP-007)
¥1,000(tax in)

『MIRACLES』
CHAMP RECORDS
(HICC-3208)

『Bootlegtic-Girl III』
CHAMP RECORDS
(CMP-006)
ライヴ会場限定で販売中! ¥1,000(tax in)

INFORMATION
SCOOBIE DO
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ARTIST
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DECKRECのこと
12月16日



 『DECKREC NIGHT』が迫って来た。といってももう明日だ。




 しかしすでに明日に迫っている12月16日現在も『DECKREC NIGHT』って一体なんなんじゃい!という君の為に『DECKREC NIGHT』を主催するレコードレーベル『DECKREC』について何か書いてみよう。




 『DECKREC』はインディレコードレーベルである。CDやらレコードやら作品を出す団体である。団体?いや会社なのかな?うむ。会社といっても色々あるが、まぁそんなに大きくはない方だね。基本的に代表のネモト・ド・ショボーレ氏がいるだけである。会社としては最小単位である。独りである。独りと書くとなんだか殺伐としてくるね。いやしかし。そんな殺伐さとは無縁な男だぜ、ネモト氏は。そんなネモト氏がやってるレーベルが『DECKREC』である。うむうむ。つまり、ネモト氏について書く事が『DECKREC』を説明する事になりそうじゃないか。ネモト氏との関係についてちょいと書いてみる。




 ネモト・ド・ショボーレ氏に初めて会ったのはいつの事だったか。何かのイベントライヴに出た時にネモト氏がDJをしていたのが初遭遇だと記憶している。ライヴを終えて機材を片付け人が群がるフロアを通って楽屋に戻る、その最中にアメコミキャラクターみたいな眼鏡の男が自らかけるロックンロールチューンに合わせ両手にひとつづつ持っていたマラカスを全力で振りはじめた。フロアを見る彼の顔はやはりアメコミキャラクターみたいな笑顔だった。頭にはレコードのジャケットを、ジャケの口を菱形に拡げて被っていた。何もかもがパーティー仕様の陽気な男子であった。当時(1997、8年だろうか?)、R&BのダンサブルなGrooveと和モノ(1968〜1973年くらいまでの日本産のGroovyな音楽)がもつ暗く退廃的な危うさのようなもの(我ながらなんだかよくわからんけども)に惹かれていた自分にとってまるで現実味のない姿だった。「このような人も世の中にはいるのだなぁ」というような思いだけ残る。ああ浅はかだよ若かりし俺。その日のライヴの記憶は…うーん、まったくないな。




 しばらくして下北沢のSHELTERかどっかでネモト氏に再会した、ような記憶がある。なにしろ曖昧だ。でもそんな気がする。「あの時のDJの人だ」と俺は思った。特に挨拶もしたことがなく、ほぼ初対面にも関わらずネモト氏は「やぁ!」と気軽に声をかけて来た。続けて「SCOOBIE DO いいよね!俺、好きだよ!」と言った。「え!そうなの!?」と俺は思った。あの時のDJでの姿は自分達の音楽にリンクしないんじゃね!?、と俺は思っていたからだろう。でも「好きだよ!」という言葉には嘘はないように思えた。『自分が好きなものは好き!』と言い切る人、というGrooveを感じた。なによりまだ音源をリリースしていない俺達の事を知ってくれているのがとてつもなく嬉しかった。「この人、E人だ!」と思った。最初の印象からの方向転換っぷりったら!俺、褒められると弱いタイプ。その後もネモト氏はことあるごとにライヴに来てくれた。いや、ライヴハウスにいるのがフツーだった。よくよく考えるとフツーじゃないけど、でもいつもフツーにいたのだよなぁ。(後で調べてみたところ、よく対バンもして一緒にツアーに行ったりもしていたようだ。そういやそうだった!あまりにフツーすぎて忘れていた!)そしていつでも楽しそうだった。そして色んなことを教えてくれたけど、いつも言ってくれたのは「やっぱSCOOBIE DOカッコE!」ってことだった。俺、褒められると弱(以下、略)



 
 その後、俺の記憶&話は飛ぶ。ついにSCOOBIE DOがレコードを出せる事になったあたりの話。K.O.G.A RECORDSから『夕焼けのメロディー』をリリースした後、ファーストアルバムはU.K PROJECT内のレーベル『DECKREC』からリリースすることになった。おお。ここで出て来た『DECKREC』!そのレーベルの代表はいつの間にやらネモト氏であった。でもそれは意外なことではなく、やっぱしフツーの、当然の成り行きのように思えた。俺達がネモト氏のレーベルからリリースすることも、その頃には至極当然のように思えた。気づけばそんな関係になっていたんだねぇ。『DECKREC』の名称は「テープデッキで録音(REC)したようなチープだけどE音!」みたいな意味だよ、とネモト氏が言っていた気がする。俺達がリリースする時は既にPOLYSICSのリリースが決定していた。当時からPOLYSICSは大人気のライヴバンドだったから、第2弾のリリースが俺達だったのはとても光栄というか武者震いのする思いだった。その後も結成当初から世間を騒がせていたKING BROTHERSや「いろんな意味でこんなバンドがいたのか!」とこれまた世間を騒がせていたNEATBEATSのリリースも決定した。両バンドともこれを機会にとても仲良くなれたのは今考えても嬉しい事だね。




 役者も揃い、なんか起きそう、てか『DECKREC』、なんか起こしそうじゃないかこれは!といわゆるひとつのムーブメントの匂い漂う世紀末近辺であった。「SOULやR&Bはもっと若者も夢中になれる音楽だ!オーティス・レディングは28歳で死んじまったって言うじゃないか!」なんてことを、当時ネモト氏が住んでいたSHELTERの裏にあったトキワ荘みたいアパートの一室で熱く語り合ったりした。『Don't Trust Over 30』なんてことを俺は少しも思わなかったけれど、James Brownが『Do Just What I Want!』と歌う事にそれと同じぐらいのPUNKな気持ちを感じていた。「もっと黒く激しくやれるんじゃないか?」と俺達はワクワクしながら考えていた。10年前くらいの話だね。もうそのアパートも今は当然のように無い。



 俺達はその後、『DECKREC』から『DOIN' OUR SCOOBIE』、『NO.3』、『beach party』という三枚のCDを出した。アナログ盤で出した『悪い夢』という曲のマラカスはネモト氏が振っている。初めて見た、DJやってた時のようにマラカス振り人形みたいに嬉々として全力で振っていたのが思い出される。どの作品に入っている曲も未だにやる。どのアルバムも好きなアルバムである。




 で、10年近く経った。変わったものは変わった。しかし、SCOOBIE DOは生きていた。ネモト氏もね。いまだにライヴに来ては「いやぁSCOOBIEカッコEわ!」と、初めて「好きだよ!」と言ってくれた時と同じ顔で言う。俺、褒められ(以下、略)。POLYSICSもKING BROTHERSも当時より更にカッコEバンドになっていた。わぁおう。長生きするのは楽しい事だねぇ。




 10年前はガレージバンドブームが起きていて、『DECKREC』もその波に乗るようにして生まれたレーベルではあったと思う。が、ネモト氏がリリースするバンドには、ガレージバンド的な音楽性、つまり性急なビート、チープだがキッチュかつ凶悪な音像、エモーショナルな演奏etcといったような魅力にプラスして音楽のもつ解放感みたいなものを感じさせてくれる魅力があるんじゃないか。そう考えるとOldなRoots Musicが大好きで自らもギターを弾きバンドをやっているネモト氏だから、とてつもなくマニアックな部分も持ってはいるんだけれども、それだけではない音楽の持つ普遍性みたいな部分をとても愛している人なのではないだろうか、と思えてくるのだよ。深いよ。眼鏡は黒ぶちだよ。当時からそれほどガレージに寄った音楽性ではなかった俺達の事を好きでいてくれたのもきっとそんなことなんじゃないかしら。で、その普遍性ってものはもの凄ーーーく突き詰めていけば「音楽は、バンドは、ロックンロールは、楽しいものだ!」とこれにつきるんではないかと思う。DJやってる姿しかり。




 そういやぁ当時、俺達のレコーディングを手伝ってくれていたデキシード・ザ・エモンズのハチマ氏が「ネモトは中学の時、学校行かないでずっと釣りしてたらしいからねぇ」とニヤニヤしながらよく言っていたっけ。そんなネモト氏がみつけた究極の楽しみが「ロックンロール」だったっていう事実。つまり『DECKREC』というレーベルはロックンロールの楽しさをなにしろ信じている人がやっているレーベルなのだな。信用出来るなぁ。うーむうむうむ。そしてそいつはまったく俺達にとってもありがたいことだよ。素敵なアルバムが作れたし、素敵な仲間も出来たし、なにしろ明日『DECKREC NIGHT』があるんだから!




 長々ととりとめも無く書いてしまったぞ。うむうむうむ。レーベルの説明「のようなもの」になってしまったね。まぁ「のようなもの」の部分が俺味ってことだろうそうだろうEだろう。やしやしやし。




 で。一番言いたいのは、SCOOBIE DOとこんな風に関わりのあるロックンロールレーベル『DECKREC』のパーティーが明日あるんだぜ!ということだ。明日だぞう。待ってるぜ。




 あ、その前にトークライヴもあるんだぜ。こちらは今日だぞう。これまた待ってるぜ。




 コヤマシュウ
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by funkalismo | 2010-12-16 15:01 | Comments(8)
Commented by なお at 2010-12-16 17:13 x
あたしにとってもロックンロールは最高級の楽しみです
ネモト氏には感謝です だって
DECKRECがあったからこそスクービーに出会えたんだから
Commented by funkyichijiku at 2010-12-16 17:43 x
最近、DECKREC時代のALBUMをよく聴いています。

「好きだよ!」って言葉。力のあるいい言葉!
純粋な嘘のない愛ある言葉って、それだけでどこまでも走ってゆけそな気がします。
やっほー!出会いって素晴らしい!
Commented by juntarou at 2010-12-16 18:41 x
また少し、
コヤマさんのことがわかったような気がして
勝手にそう思って・・・
なんだか嬉しいです♪(何言ってるんだろう・・・私)
  
Commented by マッシュルーム at 2010-12-16 19:47 x
ネモト氏とのエピソード、とっても素敵ですね☆
以前も書きましたが、デキシー経由でスクービーに出会い、ネモト氏の名前はあちこちで目にしていたので一体どんな方なんだろうと思っていました。
センスのいいレコードを出し続ける理由がちょっとだけ分かった気がしました。
私も長生きしてもっともっとカッコイイROCKに沢山出会いたいです!
Commented by たなべ at 2010-12-16 22:37 x
ちょっと涙がでました。なぜだろ。
Commented by ばんちゃん at 2010-12-16 23:35 x
DECKREC時代のCDの音がなんだか好きです。シュウさんの声がばりカッコE!!曲も何度きいても飽きないです(^^)
Commented by なみ at 2010-12-16 23:56 x

お疲れ様です:★

きょう阿佐ヶ谷の配信見てました

終始面白かったです!!(笑)

シュウ君の眼鏡姿が岸田さんに
本当に見えて
ゲストが来たのかと
思っちゃいました★
Commented by キリングフロアー at 2010-12-20 01:03 x
・・読んでてえっらい懐かしくなりました。
私がスクービードゥーのファンになったきっかけは古閑さんのラジオです。ショボ兄はデキシーのライブやハチマナイトとかで知りました。

またこの企画やってほしい、いやツアーしてほしい!
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「かんぺきな未完成品」
(from Album 『かんぺきな未完成品』 )



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